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勿来の関 周辺の 蛾
イラガ科
翅を広げず屋根のように背を高くして止まる。
腹端が翅から突き出ていたり,上げたりして止まる種がいるのでシャチホコガ科・メイガ科・ツトガ科と間違えやすい。
大きい蛾でも前翅長が15mm前後で小さい蛾が多い。

 ナシイラガ  鮮やかな黄色が美しい蛾である。フラッシュを焚くと銀色に写ってしまうが,そうしなければピントが合わなく写すことができない。

 ナシイラガ  勿来の関には幼虫の餌であるソメイヨシノがたくさん植えられているのでよく見かける種である。

 ウストビイラガ トビとは鳶の羽のような色で茶褐色の意味である。私は斜めの線が飛んでいる(離れている)からとしばらくの間,思っていた。

 ウストビイラガ  こんな濃い色の種もいる。  カギバイラカガ

 ムラサキイラガ  白点がよい目印である。

 ヒロズイラガ  ムラサキイラガ 交尾中である。服が太い左側の方が雌であろう。

 テングイラガ  下唇鬚(角のように突き出た部分)が天狗を連想させるのでテングイラガと名付けられたのであろう。小さい蛾である。

 ウスムラサキイラガ  テングイラガ

 クロシタアオイラガ  前翅外縁近くの緑色の部分がハート型のように大きく凹むところが,ヒロヘリアオイラガとの区別点である。

 クロシタアオイラガ

 クロシタアオイラガの幼虫  イラガの幼虫より色彩豊かで奇麗である。触ると痛むので注意が必要である。

 マダライラガ  クロマダライラガとよく似ていて同定にとまどう。

 アカイラガ  このように濃い小豆色をしたアカイラガは奇麗である。

 アカイラガ  濃い小豆色をしたものと褐色がかったものとがいてとまどう。

 アカイラガの幼虫  イラガの繭

 イラガの終齢幼虫  刺に触るとしばらくの間,痛みが続くので注意しましょう。

[更新履歴]
カギバイラガを追加する。  2013.01.14
イラガの繭を追加する。   2014.07.26